小学校受験の全体像をつかむ オススメ書籍 5選

小学校受験をさせようと決めたものの、やるべきことがよく分からずに悩んでいませんか?

実は小学校受験において何をしたらよいか簡単にが分かる方法があります

小学校受験で何をしたらいいのかわからなくなってしまうのは、全体像が見えないからです。

私は長男を国内最難関と言われる小学校の一つに合格させた経験があります。

その経験を元に、この記事では親御さんが小学校受験の全体像をつかむために役立つ、オススメ書籍 5選をお伝えします。

この記事を読むと、小学校受験の全体像をつかむためにどの本を読むべきか分かります。

目次

オススメ書籍① 全体像をつかめる「小学校受験 家庭学習だけで合格する!カリスマ教師のノウハウ」

都内にある幼児教室「メリーランド教育研究所」所長の大野啓子さんの著書で、小学校受験の全体像をつかむのに、本当にオススメの本です。

この本では冒頭から、小学校受験の試験がどのように行われるのかが記載されています。


具体的には、文字を読めない書けない子供たちに対しての試験は、先生の話を聞き取ることによって行われる、ということなのですが、お教室でいろいろな練習をすることはあっても、試験のあり方についてまではあまり説明がないので(一般には年中の模試で初めて実感する感じではないでしょうか・・・)私にとってはとても助かる内容でした。

例えば小学校受験ではペーパーの試験も行われるのですが、子供たちはまだ自分で問題文を読むことができないので、先生のお話を聞いて印を付けます。ペーパーだけでなく、集団でゲームや遊びをさせてその子の様子をみる「行動観察」でも、子供たちは先生の指示に従って行動します。

これを知ることによって、沢山の人がいる中で、お子さんが初めて出会う大人の指示を的確に聞き取ることが出来るようになるためにはどうすればよいかと、逆算で考えることができるんですよね。

例えばこの場合ですと、日ごろから私達親が子供を幼児扱いせず、明確に話すことが大切になってくるとわかります。

そのあとの内容でも、志望校をどう決めるかのヒント、ペーパー・行動観察・運動の試験で実際にどのようなことが問われるのかが記載されているので、小学校受験の全体像が非常につかみやすいです。

この本は題名こそ「家庭学習だけで」とありますが、読めば読むほど塾だけではだめ、家庭で日々積み重ねることが大前提と感じさせられる本です。

大野さんのお話ぶりも親しみやすく、親に寄り添って下さる雰囲気なので、安心して読めます。

オススメ書籍② 理解のステップが分かる 「子どもが賢くなる75の方法」

幼児教育実践研究所「こぐま会」代表の久野泰可さんの本です。

この本の素晴らしい点は、小学校受験において問われる数、言語、図形、位置表彰、未測量などの分野を理解度によってステップに分けて、どこからやっていけばよいかを示しているところです。低年齢ですと、どのくらいのことが分かるのが普通なのか分からず、親もあせってしまいがち。ですがこの本を読んでいると、「今わが子がこのくらいの所まではわかり、ここはまだわからない」と冷静に見ることができます。さらに理解を深めるための対策もうてるようになります

たとえば、大人は「数を数えることが出来れば足し算ができるはず」と思ってしまいがちですが、実際にはそうではありません。子供たちの頭の中で数と物は分離していますから、まず実際のものを使って数と物を対応させ次に5つを1と4,2と3と分けることができると気づいてはじめて「2と3を合わせていくつ?」の質問に上手に答えることが出来るようになるのです。

この事例でお示ししたように、この本を読むことによって、子供がどのような順番で物事を理解するかことを知ることができますので、適切な順序で子供の理解を助けることが出来るようになります。適切な順序であれば理解できますから子供は楽しく、親は子供をほめるようになり、うれしいことですよね。

さらに一つひとつの項目の理解を助けるための工夫として、家にあるものを使って理解をたすける方法も示されておりさすが事物のこぐま会と感じさせられます。

小学校受験において問われる分野について、どのようなステップで理解を促すかがわかるこの本、オススメです。

楽天ブックス
¥1,430 (2022/09/17 16:29時点 | 楽天市場調べ)

オススメ書籍③  ヒートアップしがちなお母さんに 「ラクらく受験のすすめ」

プログレス教育研究所 代表の前田かほるさんの著書。
この本では、母親が小学校受験に臨む際に大切な心構えが書かれています。

塾に通っていると他のお子さんの様子も目に入ってきます。課題の出来不出来を見て「あの子はできているのにうちの子は出来ない・・・」などと悩むことにもなりがちです。そこで何とかできるようにさせようとして、おうちでも指導モードになってしまうと、母親はイライラ、子供はつまらなくなり、親子の関係性が崩れてしまうケースを私も少なからず目にしてきました。

親子の間の風通しが悪いご家庭、子供さんが親に気を遣っている雰囲気のご家庭の受験結果は、残念な結果に終わることが多いのです。せっかくお子さんのために始めた小学校受験でこのようなことにはなりたくないですよね。

この本では、はっきりと「お母さんは先生ではない」と書かれています。お母さんは子供を評価するのではなく、見守り、支援する存在であり、母親として常に子供の応援団であり続けることが合格を頂く秘訣なのです。では甘やかすのかというとそうではなく、必要があればなぜそうしなければを説明しますし、子供ができないことがあればどうすればできるようになるのかを考えて、必要な声掛けや手助けを工夫することを勧めています。

本の中には、お子さんを支援するときのヒントや、お母さんがとってしまいがちな態度と、その改め方が記載されていますので熱が入ってきてしまったかも・・・と思ったときに読んでみると初心に帰ることが出来るかもしれません

母親が小学校受験に臨む際に大切な心構えが分かるこの本、オススメです!

オススメ書籍④ 小学校受験テクニックが分かる 『名門小学校に合格する「教え方」」教えます』

大手幼児進学教室の室長を経て独立された 複雑晃典さんの著書。
題名の通り、小学校受験テクニックの指導法が書いてある本です。

幼児進学教室に通わせるメリットは、子供が簡単に理解でき、納得しながら問題を解いていけるようにする指導ノウハウをもっていることです。私も子供を幼児進学教室に通わせていましたが、教え方の上手な先生は逆上がりひとつにしても、お子さんに合わせて「おなかを鉄棒のほうに引き寄せてみて」「腕にグッと力を入れてごらん」などと、その子に合った声掛けでコツを伝えてできるようにさせるところは流石だなと思っていました。

一方で、たくさんの子供たちを一度に指導するため、目の行き届かない所もあったように感じます。例えば理解が遅い子がいてもその子が納得するまで同じことを続けるわけにはいかないので、どうしても特定の子供さんがおいていかれがちになるようなところはありました。家庭学習ならお子さんの理解度や得意不得意に応じて学習を進めることができますので、このような点は塾のデメリットと言えるでしょう。

メリットもデメリットもある幼児教室ですから、通わせるなら上手に活用したいもの。この本では幼児教室が簡単には公開しない指導ノウハウを公開していますので、この本を読むことで、家庭にいながらにして塾と同様の指導を実践できます。

この本は受験事情と向き合い方が書かれた「傾向と対策」編、子供がつまづきがちな難問の指導法が記載された「実践」編に分かれています。

「傾向と対策」編では、「進学教室が合格枠を持っているなんてウソ」「教室は一発勝負の緊張感が育たない」など、幼児進学教室を運営していた立場だからこそ言える「裏事情」も満載で、幼児進学教室に対して妄信するべきではないと感じますし、他流試合も取り入れて緊張感をもって取り組むことが大切と感じさせられました。

「実践」編は幼児進学教室の真骨頂で、なるほど・・・と感心する解き方が掲載されていました。難問ではどうしてわからないの?と親が子を叱ることになりやすいので、先に親がどのような解き方、伝え方をするとよいというのを知っておくことが出来るのが素晴らしいと感じました。

とはいえここで公開されているテクニックはほんの一部ですので、全てを知りたければ個別指導に・・・ということかもしれませんが、それでもつまづきやすい難問の指導法がわかること、そしてそこから子供がつまづくポイントが伺いしれることには価値があります。

小学校受験テクニックが分かるこの本、オススメです!

オススメ書籍⑤ 小学校受験テクニックが分かる 「小学校受験準備6か月、わずか20万円で合格した!―家庭学習だけでわが子を難関校に合格させたMBA思考と指導法」

MBAホルダーでお子さんを私立小学校ち合格させた体験をもつ 神田のぞみさんの著書。
この本では、小学校受験においても目標設定とマネジメントが大切であることが書かれています。

小学校受験と一口に言っても、ペーパー重視、ノンペーパーなど問われることは学校によって本当に様々。子供を通わせたいと思う学校に合わせて対策を講じていくことが合格への近道です。

この本で素晴らしいと感じたのはMBAホルダーならではの思考法です。例えば志望校選びにおいては強み・弱みのマトリックスを使って最適な志望校を割り出していますし、考査対策においてはその学校の考査で問われる項目をリサーチして最短時間で成果をだすためのスケジューリング・タイムマネジメントを行っています。

合格するためには、難易度の低い課題は取りこぼさないように徹底するなど、緩急をつけて対策するというところにも惹かれました。

私がこの本を読み始めたきっかけは、もちろん「20万円、塾なし、半年で」というスタイルに惹かれたことでしたが、読んで感じたのは著者の計画性・お子さんをよく見て適切なアプローチでお子さんを導く力の素晴らしさ、合格を頂くために取るその場しのぎではない、目的から俯瞰して得られた対応選択のすばらしさです。

この本を参照してわが家で行ったのは、マトリクスを活用して年中のうちに志望校を決めたこと、夏以降は志望校に特化した課題にしぼって取り組んだこと、子供をうまく乗せて勉強できるように心がけたことです。

尚、私の周りでこの短期・低価格スタイルで最難関校から合格を頂いたお子さん(縁故なし)は、全員女の子さんで、わが子は年齢よりやや幼い普通の男子でしたので、塾あり・年中春からで対応しました

小学校受験に向けて、目標に向かって上手に進んでいきたい方にオススメの本です!

まとめ

親御さんが小学校受験の全体像をつかむために役立つ、オススメ書籍 5選をお伝えしました。
良質な書籍から正しい情報を得て小学校受験の全体像をつかみ、一歩でも合格に近づいていただけたら嬉しいです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご意見・ご感想はこちらまで♪

コメントする

CAPTCHA


目次